大谷山22号墳

標高132mの大谷山山頂に立地する二段築成の前方後円墳。
墳長68m、盾形基壇を含めた全長は80mである。
昭和41年(1966)、平成26年(2014)に発掘調査が実施された。
墳丘南側には別区が付設され、多数の形象埴輪が出土した。
基壇や墳丘の平坦面に埴輪列が樹立され、円筒埴輪は畿内型と紀伊型の二系統が認められる。
埋葬施設は全長7.8mの岩橋型横穴式石室。
玄室は長さ4.1m、高さ3.2mで2枚の板石による石棚と、水平の石梁が懸架される。
羨道撹乱土から杏葉(ぎょうよう)、羨道部入口付近で須恵器が出土した。
6世紀前半の築造と推定される。



大谷山22号墳 石室


大谷山22号墳 玄室


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